嘉數中日記第339回   (平成29年7月20日)

            大人になったら

あっという間に一学期修業式を迎えます。みんなそれぞれによく頑張りました。


今日、西香織先生から「家庭科の時間に作った子ども達の詩があるんですけど読んでみますか」と作品集をいただきました。それは「家族」というテーマで統一されています。生徒一人一人が思う家族が表現されています。紹介します。


 将来の家族   3年女子

笑顔があふれるところ
落ち着けるところ
楽しみがあるところ
そんなところが
わたしのこどもにとって
自分の家だと思えるように

休みの日には
家族みんなで出かけて食事して
何気ない日々を過ごしていき
幸せと笑顔に囲まれながら
安心して暮らせる毎日
早く帰りたい家をつくれるように

子どもが大人になっても
この家族で良かった
と思えるように
そんな家族になりたい



 現在の家族  3年男子
 
 話すとき 
 スマホじゃなくて
 向き合って



   現在の家族  3年女子

 私の母は料理がうまい
 弟は優しくて妹は絵が上手
 弟と妹は仲がいいのか悪いのかわからない
 でもそこがおもしろい
 
 一人一人いいところもあれば悪いところもある
 でも家族は家族

 私がおばあちゃんになっても
 家族は変わらない

 いつ何が起こるかわからない今日も
 みんなで笑って過ごせたらいいな




 将来の家族  3年男子

 公園で影を見ると
 昔は一人だったけど
 未来は何人に増えているかな

 昔は親とにぎやかにしてたけど
 未来は自分が親となって
 どんな話をしているのか

 昔は友達に時間を費やした
 でも・・・・・
 未来ではどう時間を使っているか

 


 今と未来の家族へ   3年男子

 君へ
 今は幸せだ
 お父さんがいて お母さんがいて
 妹がいて 弟がいる
 未来の君へ伝えたい

 君には妻がいますか
 君には子どもがいますか
 君には帰る家がありますか

 もしこのすべてがあるのなら
 自分がそうだったように
 家族が幸せになるように

 

 読みながら、とても幸せな気持ちになった。さらに読み続けると涙が出てきた。子ども達が描く未来の家族像。これ程優しさと愛とぬくもりに満ちあふれた文章をかける大人がいるだろうか。
 将来に描く幸せ、それは今、直に子ども達が大人社会に求めているもののような気がしてならない。
 子ども達に教えられた優しさ、勇気をしっかり受け止めて充実の夏にしたいものです。

  一学期間、訪問いただきありがとうございました。夏休み期間中は「ほぼ毎日更新」から「きまぐれ日記」といたします。
 タイトルのとおり、きまぐれに、しなやかに、のんびりと、夏の贈り物のつもりで・・・・
 ・・開けてからのお楽しみです。
                           嘉數中学校  職員生徒一同

 




 

 

 

 




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