嘉數中日記第368回    平成29年10月26日

沖縄の生徒さんはどうして布巾を使わないんですか?


旅行先でお世話になった食堂の従業員の方のお話です。ピンとこないと思いますが、実は食事中、ご飯をこぼしたり、汚したりした時に他府県の生徒は「布巾かしてください」というのが普通だが沖縄の生徒の多くは「ティッシュください」と言うそうです。

驚いた。このことを持ち帰ってみんなで話題にしてみた。おそらく、教室にいるあの感覚ではないかとの結論に至った。毎年新学期に一人一個ずつ持ってくるティッシュです。

もちろん、布巾、雑巾はあります。

キチンと選り分けられて、洗って干す時の住所もあります。

 どっちを使うか?多くの生徒がティッシュです。どうしてか?簡単です。便利だからです。洗わないですむ、一人一個ずつ持ってくるので制限はない、自分のハンカチを持って来なくてい・・・・では何が気になるか?
 学校には備品、消耗品、半消耗品があります。ティッシュペーパーは消耗品で布巾は半備品のような感覚です。
次の写真を見て下さい。

何だと思いますか?

軍手です。美化作業を終えた後、みんなで洗って干しているところです。丁寧です。

もしこれが使い捨てだとしたらすべてゴミになり、ゴミ収集車で回収して重油を使って焼却します。しかしこのように一枚一枚大切にしていくとかなりの回数使うことができます。ハンカチ、布巾もそうです。

今年、この問題に取り組んだ学級があります。教室にティッシュを置かない取り組みです。意外なことが起きたそうです。教室のゴミ箱のゴミがほとんどたまらなくなったということです。

使っても使っても無限に使えるティッシュペーパー、遠のくハンカチ、布巾・・・これを小さい頃から当たり前の環境として育ったとき・・・・・気になります。改めて一人一箱のこの取り組みを考えてみたい。

 


 

 








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