嘉数中日記第247回   平成30年3月10日

三時間の静粛




































  第56回卒業式が終わった。9時から12時までの3時間。その間、誰一人おしゃべりもせず、席も立たず、整然とした中で式は進められた。式典終了後たくさんの方からお誉めの言葉をいただいた。式の間、職員も感じていた。「この集団の規律、底力は半端ではない。」
 また、式典終了後の様子も変わった。「卒業式は最後の授業です。カーニバルのようなお祭り騒ぎは遠慮下さい」という呼びかけを、保護者の方々が受け入れ、整然とした花道になった。
 まだ一部勘違いしたピント外れなお祭りグッズもあったが、いつか気づく日を期待したい。
 しかしこの一年、嘉数中日記を読み返すと現在の嘉数中学校の子ども達の強さに納得がいく。忍耐強く、時間をかけて身についた習慣の強さやはり本物です。
 子ども達に言い続けたのは
 

  頭と心と身体を鍛えて、我慢の川を渡り切れ!
 

 豊かな才能がありながら、本当に大切なものが見えないために、中途半端な学校生活を送る生徒を多く見てきた。
 そんなことがないよう、また明日からみんなで頑張りたい。
 今、校門前はいつもの静けさにもどった。数時間前のあのお祭りグッズは何だったのだろう。この言葉を送りたい。






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