嘉数中日記第298回    平成30年7月18日

西日本豪雨


豪雨被害が拡大し、今なお猛暑の中厳しい状況の続く西日本豪雨の被災地に自分達のできることを始めた生徒会。
7月17日の職員室で全校生徒、職員へ呼びかけました。

 提出された企画書。今回は被災地が広範囲にわたっており、救援活動は警察、自衛隊、ボランティアも充分に行き渡らず厳しい状況です。中学生として現場に行けないけれども何ができるか、自分のこととして常に考えていきたい。
 大阪の大谷育弘先生から届いたメールを紹介します。被災地が遠く離れていても自分のこととして受け止める姿勢、現場を実感できる想像力を持ち続けたい。無関心であってはいけない。 


各位
 お世話になります。もう行かれた方もいるかも知れませんが、今回の豪雨災害で最も広範囲で被害の大きかった倉敷市真備町に本日行って参りました。山陽自動車道玉島ICすぐのところの中国職業能力大学校が災害ボランティアセンターになっています。グラウンドに駐車させてもらい、受付を済ませると、真備町のサテライトまでバスで運んでもらい、サテライトで1班5人のグループを作り、地元の送迎ボランティアの方が車で現場まで送迎してくださいました。今回は個人宅の家財道具の搬出と泥出しをさせていただきました。いわゆる田舎の大きなお宅でした。
 2階まで浸水していましたので、ほとんどすべての家財道具を処分されます。押入れの衣装ケースにはまだ水が入っていました。タンスの洋服はすべて捨てるのですが、思い出もゴミ袋へ詰めているようで、胸が締め付けられる思いでした。
おそらく80歳代の祖父祖母のご実家に、50歳前後の息子さんと高校生の二人の孫が手伝いに来ていました。家族構成が私とかぶり、皆さんの気持ちが痛いほど伝わってきました。
特にひと言も喋らず、歯を噛み締めて作業をしている50歳の息子さんのお姿を拝見し、ご自身が育った家の思い出やご両親への想いが痛いほど伝わってきました。一人帰りの車でフッと思い出してしまい涙が出ました。家の中の剥がれ落ちた土壁を土嚢に入れて運び出す作業もひたすらさせていただきました。暑さが厳しく、同じ班の方が軽い熱中症になってしまいました。休憩のときに一緒に作業をしていた70歳代の親戚の老夫婦が首を氷で冷やしてグッタリしている姿はとても見ていられませんでした。
 どのお宅もおそらくこの三連休で同じ作業をすることだと思いますが、はっきり言ってお年寄りが作業をする状況ではありません。考えるだけで何か分かりませんが涙がでてきます。どの場所も、本日から市外のボランティアの受け入れが始まったはずです。この暑さですから、当然作業ははかどりません。被災されたお年寄りの方々の体力の消耗がとても気になります。今回は西日本という広範囲ですので、ボランティアの方々も分散し、人数も少なく感じました・・・。

追伸
帰りのボラセンまでのバスの中で、前の座席の会話が聞こえてきました。福島県から来られた女子大生でした。昨夜から11時間かけて車で来られたそうです。東日本大震災での恩返しに来ましたと聞こえた時胸が熱くなりました。
すると斜め前の方が、「俺は神戸の長田から来たんや、思いは同じや」と、ジーンときました。
疲れが吹っ飛びました。ありがとうございます。
  大谷育弘 拝


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