嘉数中日記第304回  平成30年9月10日

第4回校長講話 「もう一人の自分」


第4回校長講話テーマは「もう一人の自分」

この日は、朝から蒸し暑い体育館。

話しは「成長と自我」に関する内容でかなり深い話しです。

暑くても、難しくても懸命に聞き取ろうとする姿勢が全体に溢れています。

生徒も先生もみんなで同じ時間を共有します。

私達は成長と共に様々なことを学んでいきます。大切な幼稚園の砂場の話し。放送委員の皆さんが朗読してくました。


『人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ』
                                  ロバート・フルガム 
 人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればいいか、本当に知っていなくてはならないことを、わたしは全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、幼稚園の砂場に埋まっていたのである。わたしはそこで何を学んだのだろうか。

何でもみんなで分け合うこと。
ずるをしないこと。
人をぶたないこと。
使ったものはかならずもとのところに戻すこと。
ちらかしたら自分で後片づけをすること。
人のものに手を出さないこと。
誰かを傷つけたら、ごめんなさい、と言うこと。
食事の前には手を洗うこと。
トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。
釣り合いの取れた生活をすること──毎日、少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして、少し働くこと。
毎日かならず昼寝をすること。
おもてに出るときは車に気をつけ、手をつないで、はなればなれにならないようにすること。
不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。発泡スチロールのカップにまいた小さな種のことをわすれないように。種から芽が出て、根が伸びて、草花が育つ。どうしてしてそんなことが起きるのか、本当のところは誰も知らない。
でも、人間だっておんなじだ。
金魚も、ハムスターも、二十日鼠も、発泡スチロールのカップにまいた小さな種さえも。いつかは死ぬ。人間も死から逃れることはできない。
ディックとジェーンを主人公にした子供の本で最初に覚えた言葉を思い出そう。
何よりも大切な意味をもつ言葉
「見てごらん」




 素晴らしい朗読でした。幼い頃の大切な教えを基にみんなでまた進んで行きたい。


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