嘉数中日記第335回  平成30年11月21日

今週は期末テスト


合唱コンクールが終わって今度は期末テストです。気持ちを切り替えて。

いつも、どんな時も、みんなで真剣に!充実の日々が続きます。




○定期テストの活用法について
 みんな定期テストが終わると一区切りついて、これで終わりと思い「イヤッホ〜!」と解放感にひたります。しかしテストは一回で完結するものではありません。義務教育修了まで続く長い道のりの中にある関所のようなもので、その時、確実に理解しておきたい大切な内容がテストには凝縮されています。嘉数中学校の実態に即した最高の問題集及び参考書とも言えます。ですから生徒自身が自分の状態(何ができて、何ができていないか)を知るにはこれまでのテストの結果をみればいいわけで理解すべきなのに不足しているところは、テストを復習すれば効率よく取り戻せるということになります。
 



 3年生だけでなく、いずれやってくる高校入試に向けて、1,2年生も確かな一歩を進めるためには定期テストは宝の山。テスト問題を弱点攻略に利用して、次に生かす方法を確実に身につけよう。受け取った解答用紙、問題集は卒業まで大切にファイルして、完全に解ける(満点)まで何度も解き直ししよう。どうしても理解できない場合は落ち込みのある教科(理解不足)のテスト問題を具体的に提示することにより、その勉強法を専門的に教科主任の教師に相談できます。先生はいつでも待機しています。気軽に相談しよう。何事も早期発見・早期治療が鉄則です。
 日々改善。結果が良いことは大事なことです。しかし、結果をより良くしようと工夫することが最も大事なことであることをみんなに教えてあげたい。
 



 定期テストは通知表に成績をつけるためだけのチェックテストではありません。
 「5をとるには」とか、「なんで4なの」とかいうことよりも、「どうしてこの意味が分からないんだろう?」「う〜ん、半分も理解してないのかぁ…」というふうに、「自分の学習状態」を明確にして、そのための改善策を考える習慣を身につけること、それこそが最も大切なことなのです。これができるかできないかで高等学校での学習する力、将来仕事についてからの課題解決の力が決まります。失敗を乗り越える精神力も違います。自己学習力は世界に通じます。大リーグの常識を変えた大谷翔平選手、快進撃の大阪ナオミ選手、ノーベル医学・生理学賞の京都大学特別教授の本庶佑氏もすべては小さな自己学習から始まったのです。
 そしてもうひとつ、学校、家庭、地域、学級全体で学習する雰囲気が盛り上がって初めて全体のレベルアップがあります。中学校時代は一日の大半(約10時間)を学校で過ごします。クラスのみんながやる気に満ちた教室で過ごすか。そうでない一日を過ごすか。
 一日10時間×365日×中学3年間に換算すると大変な時間になります。その後の人生をも決めてしまう極めて重要な時間です。
 勉強は団体戦です。みんなで協力して教室に学ぶ空気を作りましょう!






  勉強は団体戦・・・・・




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