嘉数中日記 第283回(平成29年3月24日)

   卒業式


  3月11日に嘉数中学校第55回卒業式が行われました。
  厳粛な中にも心温まる素晴らしい卒業式でした。

  前日の試演の後は、全体練習はなしです。
  先生方の指導に、卒業生、1年生、2年生が応えてくれました。


  


  先生方も、保護者も、来賓の皆さんも、参加した全員が感動する卒業式でした。

  感動の場面を紹介します。

  1 卒業生の起立するとき、全員一斉に瞬時に起立するので、椅子から立つときに出る
   「ビシッ」という音だけが会場に響きました。
    この姿だけで感動した人も多かったと思います。

  2 卒業証書授与のとき、誰一人舞台上でパフォーマンスをしませんでした。
    舞台から「ありがとうございます」と言うパフォーマンスも3学年では禁止していました。

  3 校長式辞のとき、校長先生は前日に「目からもメッセージを送りますので、私の目を
    見ていてください」と言っていました。
    式辞中卒業生は起立したまま、校長先生の目を見ながら聞いていました。

  4 卒業生答辞のとき、源河君は長い文章を原稿を見ることなく話しました。
    その中で「2年生の時、同級生の友が病気で亡くなりました。その友のためにも、
    自分たちは強く生きていかなければならない」と言いました。
    参加者全員の胸を打ちました。

  5 卒業生へ送る歌、門出の歌、全体合唱は、参加者に感動を与えるものとなりました。

  6 くす玉は割れませんでしたが、割れなくても卒業生は席を離れることもなかったです。
    また、在校生が花道を作っているときに「思い出の写真」をスクリーンで見ていましたが、
    卒業生は自分の席で見ていました。

  7 卒業生が卒業証書を授与してから教頭、3年担任全員と握手をしたことも、生徒には
    嬉しかったことでしょう。

    8 卒業生、1・2学年とも返礼が全員揃っていました。
    挨拶をする来賓の人たちも返礼の仕方に驚いたことでしょう。

   
  


  今日は終了式でした。
  在校生は、素晴らしかった卒業生の先輩たちを見て、自分たちも素晴らしい卒業式ができるよう
  に頑張ることを誓っています。


  「明日の成功を夢見て勇敢に、昨日の失敗を顧みて謙虚に」


  次年度も「嘉数中日記」をよろしくお願いいたします。