嘉数中日記 第290回(平成29年4月20日)

部結成は明日(4/21)ですが元気なかけ声とともに部活動が動き出しました。いくつか紹介します。

女子テニス部。後方ハンドボール部。狭いコートをローテーションで効率よく使います。白と青の体操着が一年生。

吹奏楽部。マーチングバンドでもあり身体の管理には運動部以上に神経を使います。

サッカー部。頭、心、体がしっかりそろって初めてパスが届きます。そのために、我慢、我慢、我慢・・・そして強くなる。

野球部。公式戦現在3回戦進出。応援団も練習が必要です。チームは強くなると全てが本気になります。

バドミントン部。小さなことをコツコツ積み上げていくといつかとんでもないことが出来るようになるのです(鈴木イチロー)

軽音楽部。練習室の入り口の部員の靴。ドアを開けなくてもみんなの心が見えます。

 部活動は勝つことを目標にします。しかし最終的に部活動を通して学んでほしいことがあります。昨年12月に行われた吹奏楽部の定期演奏会の校長挨拶を掲載します。

「道」であれ

 第39回定期演奏会が開催されることを心から喜びたいと思います。プログラムの紹介にもありますように本校吹奏楽部は今年も多くの活動をこなしてきました。吹奏楽部としてその技を競うコンクールでは多くの実績を残し、その一方で並行して生徒会執行部にも多くの部員が所属し学校活性化の主軸となって活躍しました。その活動は学校のみならず、地域の行事、ボランティア活動にまで広げる実に多様な活動でした。
 学校長として生徒達にはすべての部活動は「道であれ」と話しています。空手道、茶道、華道と同じように「吹奏楽道であれ」と。勝つためだけではなく、その活動を通して学んだことを日常生活の中で、稽古場以外でその心を保てる「道」の集団であってほしいと話しています。本校吹奏楽部は「道」そのものでした。
 一年間休むことなく続けた早朝の練習前の清掃活動、ゴミ拾い。遊びたい盛りに我慢し、共に励まし合い、暑さ寒さを乗り越えての練習・・・それは中学生のこの時期に最も大切な、「困難を乗り越える力」を育てる、下座行、美徳陰徳の修行の毎日でもありました。本日のこのステージはより高い音楽性を追求する吹奏楽部としての練習の成果と、人として身につけるべき徳目や礼儀作法、形式美・様式美の修得のための実践、その乗り越えた厳しさの集大成として感動のステージとなり大きな自信となることを確信します。
 、関わって頂いた多くの方々の教え、実践に心から感謝します。