嘉数中日記第289回  平成30年6月27日

夏本番



亜熱帯の沖縄で緑化を考えるとき、一番苦しいのはやはり暑さの厳しい夏。


これは去年の夏の様子。暑さ、水事情を考慮して土壌改良用のソルゴを植えて緑の絨毯を計画した。しかし発芽前の豆を鳩に食べられて、ご覧のような虫食い状態。悲惨な絨毯でただの雑草畑となった。


今年は去年の反省を活かして赤瓜のモーイとバナナを植えることにした。とにかく猛暑の中で乾燥しきった地面の表面を豊かな緑でどう埋めていくか。そしてその植物が瑞々しく命輝く成長であるにはどうすればいいか・・・。



猛暑の中、まるで暑さを喜ぶように伸び始めました。素晴らしい生命力です。命の輝きです!


正門のフロント部分は色鮮やかな松葉ボタンで飾って、亜熱帯沖縄の中学校の正門です。
猛暑の夏を、力強い植物から元気をもらって楽しみたい。

朝顔夕顔  
          坂村真民
朝は朝顔のように
あかるく輝いていたい

夕は夕顔のように
ほんのり匂うていたい