嘉数中日記第378回    平成31年3月19日

川は岸のために流れているのではない


改めて卒業式の準備の写真を見直してみた。1mmにこだわった椅子が整然と並ぶ。最後の仕上げはバレー部。

全体の配置が終わった後、さらに専門部が残って作業を続ける。こちらは美術部の壁画。

身障者用のスペースの指定。白のガムテープで車いすをデザインしたスペースマークを作る生徒会。

生徒会のくす玉の練習。中身を詰め込んでリンクにつるす。





すでに会場はセットされているのでブルーシートで受け止める。

まず1回目成功!歓声があがる!その紙吹雪を集めて・・

また、つるす・・・・

2回目も成功!これを3回繰り返して「OK!」の歓声。

体育館から戻ると生徒会室の前に来客用のスリッパが洗って準備されていた。

 

 川は岸のために流れているのではない
 川のために岸ができているのである
 子どもは教師のために生まれてきたのではない
 子どものために教師ができたのだ
 子どもひとりひとりの生き方の流れの
 美しさたくましさおもしろさを認め
 それに沿って指導の岸を構築してくれる教師に
 子どもは魅力を感ずる

              東井義雄
 


   ※子どもは成長過程であることを忘れずに、−人一人の成長にまず喜ぶこと、そし
  てその後に、次の成長に向けて周りの大人が丁寧に支援をしていくことが大切なのでは
  ないでしょうか。これが東井氏のいう「川のための岸」なのかもしれません。この一年、
  みんな確実に成長しました。それを認め、喜び、そして、これからの成長に期待しましょう。