自分の一番大事な人のために勉強する
去った6月20日〜22日期末テストが実施されました。
大学受験を一浪したAさんの受験勉強に対する考えです。
Aさんは一浪させてくれた両親に対して大変申し訳なく思いました。自分のために本土の予備校へのお金を出してくれたからです。
Aさんは、この一年間は親のために合格してやろうと思って勉強しました。
よく「勉強は自分のためにする」と言われますが、受検では、「自分の一番大事な人のために頑張る」ということも大切です。
Aさんは4月の模擬試験で、書けたのは選ぶ問題だけでした。
そのときAさんは、どうやったら受検に合格できるかを考えました。
「合格するためには、普通の人の3倍勉強しなければ、合格できない」と思いました。
よく、「短時間で効率的な勉強」という話を聞きますが、人よりも多く勉強(努力)した人が合格できるのです。
Aさんは、受検まで、毎日朝5時に起床し、夜12時まで勉強しました。
歩いているときや、電車に乗っているときは、自分で作った「英単語帳」で英単語等を覚えました。
予備校の休み時間でも勉強しました。トイレでも勉強しました。
予備校の休みの日は18時間勉強しました。睡眠5時間で、食事や風呂を1時間で終えました。
Aさんは予備校の5日間の夏休みに、39度以上の高熱を3日間出しました。
予備校の寮ですから、誰も看病する人がいません。自分でタオルを水で絞って頭に置きました。
病気のときの親のありがたさを感じた時でした。
受験前になると、誰もが「今年も落ちたらどうしよう」と考えます。
でも、Aさんには「これだけ勉強したんだ」という勉強時間が不安を消しました。
Aさんは、大学に合格しました。
Aさんの話に、高校受検に向けて、どうすべきか考えるヒントがたくさんあります。