「卒業していく君たちに伝えたいこと」・・・H28年度最後の校長講話
3月3日の全体朝会は、平成28年度最後の校長講話でした。
演題は「卒業していく君たちに伝えたいこと」です。
校長講話の加藤秀視(かとうしゅうし)さんの内容を抜粋します。
加藤さんについて、
「母親に暴力をふるう父親、本人も虐待される」
「強くなりたい!ケンカで強くなりたい」
「暴力で権力をつかみたい→番長→暴走族」
「北関東の暴走族総長→暴力団へ」
「シンナー、覚醒剤、暴力、かつあげ、取り立て」
「万引き・たばこ小2から、小4で番長となる。
中2暴走族、ケンカにあけくれ、高1は4ヶ月で退学、暴走族総長として逮捕」
「写真からも分かるように生徒達は、校長先生の話に真剣です」
加藤さん2度目の逮捕(21歳)、刑務所で考えたこと
「このままでは、一生刑務所とシャバの行ったり来たりだ」
「暴力、茶髪、刺繍では人の心はついてこない。
家族を幸せにできない。幸せになれない」
「まじめになりたい!変わりたい!ヤクをやめたい。でもどうすればいいのかわからない」
「出所→スコップ1本で建設会社を作る(仲間7人)
暴走族上がりに何ができるか!と言われる。
仕事を求めて、営業・営業・営業・・・そしてわかった」
シンナー・覚醒剤をやめる。やくざから足をあらう。
「人を動かすことは暴力や権力ではなく、信頼と感謝である」ことに気づく。
元暴走族などを社員としてやとい、いやがらせなども乗り越え、会社の売りあえ1億円に。
「30分間の校長講話の間。体育館はマイクがなくても後ろまで声が届くほど静かです」
加藤さんの言葉です。これが校長先生が一番言いたかった言葉です。
「人は自分が変わろうと本気で思った瞬間に変われる。
人が変われるのは、新しい考え方を受け入れたとき」
「人の意見を素直に聞けないのは、自分を信じていないから。
大事なのは他人に認めてもらうことではなくて、自分で自分を信じてあげることだ」