嘉数中日記 第280回(平成29年3月15日)

  「卒業していく君たちに伝えたいこと」・・・H28年度最後の校長講話



  3月3日の全体朝会は、平成28年度最後の校長講話でした。
  演題は「卒業していく君たちに伝えたいこと」です。

  
  


  校長講話の加藤秀視(かとうしゅうし)さんの内容を抜粋します。

  加藤さんについて、
  「母親に暴力をふるう父親、本人も虐待される」
  「強くなりたい!ケンカで強くなりたい」
  「暴力で権力をつかみたい→番長→暴走族」
  「北関東の暴走族総長→暴力団へ」
  「シンナー、覚醒剤、暴力、かつあげ、取り立て」
  「万引き・たばこ小2から、小4で番長となる。
   中2暴走族、ケンカにあけくれ、高1は4ヶ月で退学、暴走族総長として逮捕」


  

  「写真からも分かるように生徒達は、校長先生の話に真剣です」


  加藤さん2度目の逮捕(21歳)、刑務所で考えたこと
  「このままでは、一生刑務所とシャバの行ったり来たりだ」
  「暴力、茶髪、刺繍では人の心はついてこない。
   家族を幸せにできない。幸せになれない」
  「まじめになりたい!変わりたい!ヤクをやめたい。でもどうすればいいのかわからない」


  「出所→スコップ1本で建設会社を作る(仲間7人)
   暴走族上がりに何ができるか!と言われる。
   仕事を求めて、営業・営業・営業・・・そしてわかった」

  シンナー・覚醒剤をやめる。やくざから足をあらう。

  「人を動かすことは暴力や権力ではなく、信頼と感謝である」ことに気づく。

  元暴走族などを社員としてやとい、いやがらせなども乗り越え、会社の売りあえ1億円に。
  
  
  

  「30分間の校長講話の間。体育館はマイクがなくても後ろまで声が届くほど静かです」


  加藤さんの言葉です。これが校長先生が一番言いたかった言葉です。
  「人は自分が変わろうと本気で思った瞬間に変われる。
   人が変われるのは、新しい考え方を受け入れたとき」
  「人の意見を素直に聞けないのは、自分を信じていないから。
   大事なのは他人に認めてもらうことではなくて、自分で自分を信じてあげることだ」


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