嘉數中日記 第318回  (平成29年6月16日)

               習慣が人格を形成する

今日も雨模様です。しばらくグラウンドが使えません。体育館でみんなで譲り合いだな・・いつものように校内をまわります。

  4階にあがるとこんな詩が掲示されていました。

   土      金子みすず

  こっつん こっつん
  打たれる土は 
  よい畠になって
  よい麦生むよ。
  
  朝から晩まで
  踏まれる土は
  よい路になって
  車を通すよ。
  
  打たれぬ土は
  踏まれぬ土は
  要らない土か。
  
  いえいえそれは
  名もない草の
  お宿をするよ。
        

                    読み終えて心がほっこりした後、隣の教室を覗いてみると・・・・!          
                             

  体育の授業でみんな着替えて、誰もいない教室です。そこにみんな自分のジャージを綺麗にたたんで机の上に置いてあります。

「その学級の様子を知りたい時は、誰もいない教室を見るとよく分かる。」という話を聞いたことがあります。しばらくその場にいました。この学級のみんなの姿がよく見えました。静かに降り続く雨、暖かい言葉、優しさに包まれた教室。すべてに感謝です。
     

     習慣が人格を形成する
 自分の人生を急によくしようとしても、よくなるものではありません。一つひとつ、よい習慣を身に付ける以外に方法がないと思います。よい習慣に裏打ちされたその人の行動が、全人格として表れます。習慣が人格を形成します。何事かを成し遂げるのは、その人の才能ではなく、性格です。
    
        運命は その人の性格の中にある。
                   芥川龍之介