気まぐれ通信第2号     夏休み8月4日

                   真の嘉数のリーダーへ


8月1日に一泊二日のリーダー研修が開催されました。まず研修1は琉球大学の丹野清彦先生の講話「喜ばれるリーダーになろう」。とてもわかりやすくて楽しい講話で一気に盛り上がっていきました。
                          
 学校のリーダーとは、特別なものではなく、「隣の人に声をかける、プリントを配る、学級イベントを計画する等・・・・毎日の生活の様様な場面にあなたの役割が潜んでいます。楽しい学校生活にするために、できることからやってみよう。」と結んでいました。とても新鮮で楽しい研修でした。

 石川少年自然の家に着くとすぐにお昼のカレー作り(研修2 野外炊飯)。なかなか火がつかず苦戦でした。
                             
                         
 それでも元気いっぱい!猛暑にも負けず汗ダラダラでたき火にあたりながら、カレー作りは続きます。

ついに完成!苦労のあとはやっぱり最高の笑顔です。おいしかった!

                          
たらふく食べた後は山へ!(研修3 石川岳登山)。何でもやる!何でもできる!何でもやるから笑顔になる!

そして頂上へ!登り切ってもまわりに木が生い茂っているため外の景色は見えない不思議な登山。でも笑顔!
                          
入浴、夕食の後、(研修4 討議)「全校生徒があいさつをするにはどうすればよいか」
    
テーマが大きすぎて討議になるか心配でしたが、グループ別に話し合い、それを発表し、全体で討議。質疑、回答、意見など真剣で活発な討議となりました。
                          

「部活生にひっぱってもらう」「部活生でもやらない人がいる」「そもそも挨拶は強制したり、されたりするものではないのでは」「挨拶をするには・・から、挨拶をさせるにはになってないか」「挨拶を返してくれなくても言葉は届いている」・・・・・・・・真剣で活発な熱い討議は予定の90分を超して続きました。
                         
 研修室前の靴。普段の学校生活、心構えが外に出たときに現れます。礼節と規律です。

翌日の朝、研修6 地区陸上応援練習。昨日からの疲れも何のその。一気にスイッチが入ってこのノリです。とにかくすごいエネルギー、パワーです。今の嘉数中の勢いそのものです。
               
全ての日程を無事終了して退所式。自然の家の先生からいただいた言葉。
「夏はいろんな研修団体が毎日訪れます。その中でも皆さんのこの二日間の研修に向かう態度はとても素晴らしかった。まず挨拶がとても素晴らしかった。みんな笑顔で、大きな声で、中には立ち止まってやってくれる生徒さんもいました。これは簡単なようでなかなかできない。そしてその話しを聞いているときのその目の輝き、真剣な態度は本当に素晴らしい。そして代表の生徒さんの挨拶。メモを見ながら読み上げるのは大切な事をもらさないためにやるのでそれもいいです。でも何も見ないで自分の言葉でその時自分が感じた事をその場で話すというのはとても大切な事です。みなさんのようなリーダーがいる学校は間違いなく立派に成長していきます。頑張って下さい。」
 その前のランチルームの掃除についても、「おしゃべりもせず、ガチャガチャ乱暴な音も立てず、静かに本当に静かに黙々と働いていました。そして終わった後、これでいいですか?と確認にきていた。こんなに素晴らしい掃除は初めてです。驚きました。」と職員の方からもお褒めの言葉を頂きました。
 真剣に話しを聞く姿勢、目の輝き、立ち止まっての挨拶、黙々と静かに続ける掃除・・・・ここに研修1、4の答えがあるのかもしれません。
 すぐに成果、結果を求めるのではなく、自分のやるべき事、正しいことをしっかりやる。やり続ける。たとえ相手の反応はなくても思いは届いている。見ている人がいる。
 全校生徒がそうやって動いたとき、大きなエネルギー、パワーが生まれ、大きな感動、幸せへ必ずつながる。そう思ったリーダー研修でした。これからの嘉数中がまた楽しみです。