嘉數中日記第374回

真剣にやれるか


11月1日避難訓練が行われました。これは沖縄本島全域に「緊急地震速報」がテレビ、ラジオで放送される大がかりな避難訓練でした。

避難訓練はみんながどこまで真剣に出来るかが大切です。

午前10時に警報があって避難場所へ移動します。

しかし当日になってグラウンドコンディションの関係で打ち合わせの隊列では並べなくなったのですが

緊急の変更にも冷静に対応して無事整列できました。





おしゃべりもなく、みんな最後まで真剣に取り組んだ素晴らしい訓練でした。実際に災害が大きなものであった場合、嘉数中学校の校舎、体育館が地域の非難場所になります。突然みんなが一つ屋根の下で暮らすことになるのです。トイレは?ペーパーは?お風呂は?食事は?どうやって寝る?誰がまとめる?・・・・みんなでやる避難訓練は何度もやれるものではありません。どうするか、どういう心がけで過ごすか?去年紹介した宮城県石巻の浅野仁美さんの言葉を思いだそう。


震災前から頑張っていたことだけがわが身の助けになった(〜抜粋〜)


それぞれがそれぞれの事情で積み重ねてきた時間。
体育館という一つ屋根の下で暮らすうちに、
それぞれの日常の大きな違いに気が付いた。
それは、頑張る事の積み重ね。
努力、我慢、継続、前向きである事、正しいことが出来る事・・・
人は、案外普通に当たり前のことをするために頑張っているのかもしれない。

そして、
震災ですべてをなくし原点に立ち返った時、
震災前から頑張っていたことだけがわが身の助けになった。

子どもにとっては勉強するということ、学ぶということであり、
親にとっては子どもの育ちを支える事、見守る事。
頑張ることは、決して特別なことではない。


 






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