嘉数中日記第407回   平成30年2月6日

ただひたすらに


昨日(2月5日)、放課後、保健室横のトイレが騒がしいので「なんだろう?」とのぞいてみたら・・・・

生徒会が自主的にトイレ掃除をやっているのです。それもかなり本格的です。

このような掃除は、まず道具の使い方、班編制、細かな順序、具体的な掃除方法を確認してから始めるものですが、班編制と道具を振り分けて後は「それではスタート!」で始めたようですが・・・・・

驚きました。みんな黙々と取り組んでいるのです。やり方、順序など、一見すると手際の悪さに目がいきそうになりますが
無心で、何も求めず、迷わず、取り組むその姿は感動でした。








 何かをやる場合、それには目的や、得られるものなどがあって始めると思うのですが、この生徒会の掃除の姿はそういうことを感じさせない勢いがありました。心が磨かれる、とか、気持ちがすっきり、とか、そんなものではなく、目の前の便器、タイルをただひたすらに磨き続ける姿でした。無心で迷うことのない素晴らしい姿でした。この日、新生徒会のメンバー全員で1階から4階の全てのトイレをやりとげました。短時間で、このレベルは驚異的です。
 少しずつ本物が育ってきた。そんな気がします。

 「そこまでやるか」のレベルでやらないと見えてこないものがある。