嘉数中日記第418回   平成30年2月26日

本当に大切なもの


三階のベランダです。何をしているかというと・・・・・・

その向かい側のベランダに誰かいます。

そうです。音楽の授業です。いよいよ二週間後に迫った卒業式に向けてフィナーレの合唱の練習なのです。

先週の金曜日のお昼休みにはピロティーで三年生全員による練習でした。

 卒業するみんなへ
 これまでも卒業式の歌はいつの時もこみ上げてくるものがありました。
 でも完成された合唱、練習に練習を重ねたその歌の響き
 こみあげてくるものを歯を食いしばってこらえて、歌いきる。
 そういう卒業の歌はまだ出会ったことがありません。
 自分達の卒業に浸るだけでなく、育ててくれた方々へ送る魂の歌、
 そんな歌に出会いたい。
 
 その時、その感動に出会った時、みんな気づくと思うのです。
 首からお菓子をぶら下げる場所ではないということを。

 学校は勉強するところです。
 卒業式は最後の授業です。