嘉数中日記 平成30年度 最終回  平成31年3月28日

校長先生の卒業式


離任式が終わりみんなと一緒に退場しようとしたら「そのま残って下さい」と席に座るように言われ。

後ろのバトンも私の卒業式に変わった。そのまま呼名され生徒会長から卒業証書授与。
「卒業証書 仲田丘 教職員の課程を修了したことを証する   
          宜野湾市立嘉数中学校 生徒職員一同」

副会長から花束の贈呈「よく頑張りました」と誉められた。

「ありがとう!同級生はいないけどみんなといつも一緒で幸せでした。」

それで終わりかと思って外へ出ると・・・・・・みんなが待っていた
。卒業生も。卒業式いらいの800名がそろっていた。

生徒会の役員にエスコートされ、みんなからのメッセージをもらいながら進む。

生徒732名からのメッセージカードが持てないほどいっぱいになる頃・・・
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「私たちが持ちます!」そう言って卒業生が後ろからついてきてくれた。気づいて動くことに躊躇しない。

「ありがとうございました!」オーバーな表現は昔からのもの。


ピロティーが爽やかな気に包まれて・・・・今の嘉数中そのもの。

花道を終えて

最後はくす玉と拍手「終わるんだな・・」と正直この瞬間初めて自覚した。

さらに驚きのフィナーレはここから始まった。

吹奏楽部の演奏と共に全生徒が動き出す。

学校長を囲んで校歌の大斉唱となった。あの奇跡の運動会、閉会式の再現となった。


大きな感動、でも涙はなかった、みんなとびきりの笑顔で三番までの大斉唱!爽やかKKZです!

そしてそのまま退場

花道、紙吹雪は校舎の中まで続く




全校生徒、職員全員からのメッセージ

一人一人丁寧に感謝の思いが綴られている。
「豊かに生きるとは、丁寧に生きること」そのものです。

「このフィーナーレに関して全体への指示も練習もしていない。生徒会役員5人にこうしてくれと言っただけです。」
生徒会顧問の奥代先生はこう話していた。

ケタはずれの感動の素晴らしさ、そしてそれをどうすれば完成させることができるか。
みんな知っている。「こうしてくれ」「はい、わかりました!」それだけでみんながひとつの方向に動き出す。
今の嘉数中の強さ、すごさはそこにある。
最後の最後まで感動の連続だった。
  
   みんなへ 
     気まぐれ校長を支えてくれてありがとう
     育ててくれてありがとう
     挨拶と花とファンタジーに包まれた本当に幸せな時間でした。
               2019年3月28日
               嘉数中学校 
               第17代学校長 仲田 丘