校長先生の卒業式
離任式が終わりみんなと一緒に退場しようとしたら「そのま残って下さい」と席に座るように言われ。
後ろのバトンも私の卒業式に変わった。そのまま呼名され生徒会長から卒業証書授与。
「卒業証書 仲田丘 教職員の課程を修了したことを証する
宜野湾市立嘉数中学校 生徒職員一同」
副会長から花束の贈呈「よく頑張りました」と誉められた。
「ありがとう!同級生はいないけどみんなといつも一緒で幸せでした。」
それで終わりかと思って外へ出ると・・・・・・みんなが待っていた
。卒業生も。卒業式いらいの800名がそろっていた。
生徒会の役員にエスコートされ、みんなからのメッセージをもらいながら進む。
生徒732名からのメッセージカードが持てないほどいっぱいになる頃・・・
[]
「私たちが持ちます!」そう言って卒業生が後ろからついてきてくれた。気づいて動くことに躊躇しない。
「ありがとうございました!」オーバーな表現は昔からのもの。
ピロティーが爽やかな気に包まれて・・・・今の嘉数中そのもの。
花道を終えて
最後はくす玉と拍手「終わるんだな・・」と正直この瞬間初めて自覚した。
さらに驚きのフィナーレはここから始まった。
吹奏楽部の演奏と共に全生徒が動き出す。
学校長を囲んで校歌の大斉唱となった。あの奇跡の運動会、閉会式の再現となった。
大きな感動、でも涙はなかった、みんなとびきりの笑顔で三番までの大斉唱!爽やかKKZです!
そしてそのまま退場
花道、紙吹雪は校舎の中まで続く
全校生徒、職員全員からのメッセージ
一人一人丁寧に感謝の思いが綴られている。
「豊かに生きるとは、丁寧に生きること」そのものです。
「このフィーナーレに関して全体への指示も練習もしていない。生徒会役員5人にこうしてくれと言っただけです。」
生徒会顧問の奥代先生はこう話していた。
ケタはずれの感動の素晴らしさ、そしてそれをどうすれば完成させることができるか。
みんな知っている。「こうしてくれ」「はい、わかりました!」それだけでみんながひとつの方向に動き出す。
今の嘉数中の強さ、すごさはそこにある。
最後の最後まで感動の連続だった。
みんなへ
気まぐれ校長を支えてくれてありがとう
育ててくれてありがとう
挨拶と花とファンタジーに包まれた本当に幸せな時間でした。
2019年3月28日
嘉数中学校
第17代学校長 仲田 丘